2023.09.11

【展示会動画】最適な動画の時間(尺)はどのくらいなのか?を解説します!

展示会情報

OkHa

 

展示会動画とは?

モニター

 

日常の生活の中で、写真や絵などの静止画よりも人や物が動く映像に目が行くことはありませんか?

 

人は動きのあるものを捉える習性があるため静止画よりも映像に注目する傾向があると考えられています。

 

そのような習性を活かしたものが動画を使った広告です。

 

近年の動画を使った広告はテレビCMに限らず、Webサイトや街中などあらゆる場所で見かけるようになりました。

また、スマホの普及により動画コンテンツの視聴時間は年々増え続けており、特に若者は静止画より動画を好む傾向があります。

 

展示会でも静止画となるポスターやパネルだけでなく動画を使った案内が活用されております。

展示会用で使用される動画を「展示会動画」と呼びカテゴリー分けされております。

 



主な展示会動画の種類について

映像 画面 64

 

会社紹介

 

それほど名が知られていない、あるいは業界に参入して間もない、などの場合は、知名度を高めるため展示会に於いて自社を覚えてもらうことは成果でもあります。

 

どんな会社なのか、を来場者に短時間で認知してもらうためにも会社紹介の動画は大変有効です。

 

 

商品やサービスの紹介

 

展示会への出展する目的のひとつは、自社商品やサービスを宣伝することです。

 

動画を活用することで、商品やサービスの基本情報、使用方法や用途などを容易に伝えることができ問い合わせ対応や商談がスムーズになる効果を得られます。

 

 

ティザー広告

 

情報の一部を意図的に隠し、ユーザーを焦らして期待させる効果を狙った動画をティザー動画と言います。

 

隠された情報を知りたい、と思わせるティザー動画は興味や関心を喚起させるには最適です。

 

自社ブースに来場者を呼び込むための手法として、商品やサービスのティザー動画を活用する企業は年々増えています。

 

参考記事:【展示会PR動画】効果とメリット、制作時のポイントを徹底解説!



動画の時間(尺)とは?

タイマー ストップウォッチ

 

一般的に「動画の時間(尺)」=「動画の長さ」になります。

 

「尺」とは具体的な数値の単位ではなく、「尺が長い」「尺が短い」などのだいたいの動画の長さのことを言い表すことが多いです。

 

 

展示会動画と時間の関係

女性 指差し 時計

 

来場者の滞在時間

 

来場者が展示会会場に滞在する時間は、平均3〜4時間といわれています。

 

例えば4時間かけて20社のブースを回ったとしますと1ブースあたりに費やす時間は、平均で約12分間となります。

 

実際には、興味のあるブースに長い時間を費やすこともありますのでブースによっては平均時間よりも更に短い時間となります。

 

 

1ブースに立ち寄る時間

 

展示会会場で周囲を眺めながらゆっくり歩いた場合に、展示が視界に入っている時間は10秒程度といわれています。

そんな中で、人目を引くようなインパクトのある動画が流れていたとしたら、足を止めてくれる可能性が高まります。

 

通り過ぎずに立ち止まってもらえれば、声をかけることもできますし、会社案内やノベルティなどを配布することもできます。

 

参考記事:【展示会ノベルティ】来場者を惹きつける効果と定番アイテムをご紹介

 

 

興味を持って見ることができる持続時間

 

テレビCMの場合、尺は「15秒」「30秒」「60秒」のいずれかに当てはまるものがほとんどです。

 

しかし現在では「60秒」のCMはほとんど見かけなくなりました。

広告費の削減も理由の一つではありますが、CMをしっかりと見るといった人が減少し、さらに録画するケースが増えており、再生時でCMはスキップされてしまいがちです。そのために、最近ではテレビだけでなくWebサイトでも15秒のCMが主流となっております。

 

一瞬で見て理解できる動画が求められており、展示会でも同様の考え方ができます。

 

 

展示会動画に適切な時間(尺)とは?

黒板 分析

 

テレビCMをはじめ、動画を使った広告は尺が短くなっている傾向ですが展示会動画に於いては短ければ良いというわけではありません。

目的によって動画を使い分ける必要があります。

 

 

目的「立ち止まってもらう」

 

尺の短い動画が有効と考えられ15秒や30秒の尺が目安となるでしょう。

 

まずは目を引かせることが重要となりますので、映画の予告編のような派手な音響やモーション動画などを流すのが効果的です。

 

 

目的「自社を知ってもらう」

 

企業説明会のように座って見てもらう動画とは異なり自然と視界に入り、無意識に企業イメージを植え付けることができるのが理想です。

 

うるさくない音響で、キーワードを盛り込み、落ち着いた声のナレーションを入れるなど、60秒〜90秒の尺でまとめるのが良いでしょう。

 

 

目的「商品やサービスを知ってもらう」

 

前述とは異なり、長い尺が必要であると考えます。

興味を持った来場者に、さらに詳細な内容を説明する動画となりますので3分〜5分くらいが基本的な尺になります。

 

業種やサービス内容によっては更に尺を長くする必要もありますが、展示会では1つのブースに立ち寄る時間は短いと予測しますので10分以上の動画は不向きだと考えます。

 

 

展示会で動画を活用するメリットとは?

電球 メリット

 

興味を引くことができる

 

自社ブースへ呼び込むためには、音と視覚で来場者の注意を引くアイキャッチ効果として動画は有効な手段です。

通路に面して動画を流すことで、集客に役立ちます。

 

映像だけでなく、音による認知効果も大きく、集客用の動画であれば短い尺のものを繰り返し流すことにより同じフレーズが繰り返され無意識的に音を覚え記憶に残りやすくなるといった効果も期待できます。

 

 

多くの情報を伝えられる

 

パネルやパンフレットなどのツールに比べて短時間で多くの情報を伝えることができるのが動画の魅力です。

 

また口頭で説明するのが困難なものでも、動画を活用すればポイントを押させた説明ができるでしょう。

 

 

会場に持ち込めない商品も紹介できる

 

大型の機械や重機、さらに無形の商品やサービスなどは展示会で設置して見せることができません。

 

そこで動画を流すことで、展示が困難な商品や無形サービスなどの詳しい情報を伝えることが可能となります。

 

 

まとめ

 

展示会の出展に際し動画の活用を検討する場合、「集客のため」はもちろんですがもう少し追究し「立ち止まってもらう」「企業イメージを植え付ける」「商品やサービスを知ってもらう」などの目的を明確にして動画の制作を発注しましょう。

 

展示会動画を戦略活用し、それぞれの目的に対してどのくらいの尺でまとめるのがよいのかを理解することで、高い集客効果が見込めると思います。

 

動画も演出の一部として、ブース制作と合わせて仕上げてみてはいかかでしょうか。

 

 

 

参考記事:【担当者必見】展示会に出展する目的、展示会の種類、用意すべきツールなど総まとめ

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