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2023.09.12
【展示会1小間ブース】出展ノウハウと成功のコツとは?
展示会情報
OkHa
展示会ブースの小間とは?
「小間」とはブースの大きさを意味する言葉です。
一般的に、1小間(3m×3m)、2小間(3m×6m)、3小間(3m×9m)・・・ の広さを表します。
小間の大きさは展示会によって異なりますので、出展を希望する展示会の概要を事前に確認するようにしましょう。
小間数はどう決める?
展示会の来場者にブースへ足を運んでもらうためには、目立つブースを用意する必要があります。
多くの小間数を使用して広いブースを用意するのも効果的ですが、当然ながら小間数によって出展料や施工費用が上がります。
出展目的や企業規模などを踏まえて小間数を考えましょう。
1小間ブースとは?
出展料や施工費用もお手頃であり、初めての展示会出展などで選ばれやすいのが3m×3mのスペースとなる「1小間」です。
しかしながら小スペースであるため、デメリットも多く、1小間ブースの出展ノウハウを事前に理解して展示会に挑むようにしましょう。
1小間ブースでよくある失敗
① 何を取り扱っているのかがわからない
限られたスペースに数多くの製品を展示してしまい、アピールすべき製品が埋もれてしまっている。
② ブースが目立っていない
そもそもブースが目立っていないため、来場者が立ち止まってくれない。
③ ブースに近寄りがたい雰囲気
関係者ばかりが目立ってしまい、訪問しづらい。
④ブースの位置が悪い
ブースの位置が隅っこだったり、奥まった場所であったりと、動線から離れてしまっている。
⑤ ブース自体の完成度が低い
ブース装飾が施されておらず、簡易的な仕上りとなっていることで出展への意欲を感じてもらえない。
1小間ブースの装飾で大事なこと
① 目立たせる
来場者の足を止めるためにも1小間ブースの装飾を怠ってはいけません。ブースの存在に気付いてもらうことが第一関門でもあります。
企業カラーなどを用いたアピールと他社との差別化した装飾を施すことにより、まずは素通りさせないための存在感や仕掛けが必要です。
② 伝える
なるべく大きい文字を使い、数メートル先からでも読めるアイキャッチを用意することが重要です。展示会の来場者は短時間で多くのブースを回ろうとしています。
展示製品が来場者にとって有益なもの、必要としているものかを瞬時に判断をし、求めているものであれば足を止めてくれるでしょう。
そのきっかけとなる大きな役割を果たすのが「キャッチコピー」であると考えます。
キャッチコピーを含むアイキャッチは従来のパネルに限らず、近年では映像による訴求も増えております。
参考記事:【展示会ブースデザイン】お悩み解決!デザインで集客アップ!
参考記事:【展示会パネル】デザイナー歴25年のプロが考える展示会パネルの重要性
参考記事:【展示会パネルサイズ】1小間ブースに最適なパネルのサイズとは?
1小間ブースで成果を上げるためのポイント
① 目的の設定
出展の目的は何でしょうか?
BtoBの展示会であれば、売上を上げるためのリード獲得や新製品のテストマーケティングなどが挙げられます。
展示会は出展することがゴールではなく、出展後に売上へ繋げることが成果だと考えます。
売上へ繋げる機会点こそが展示会であり、認知度向上や有効名刺数の獲得なども目的の1つであり、何のために展示会へ出展しているのかをしっかりと認識して挑みましょう。
参考記事:【担当者必見】展示会に出展する目的、展示会の種類、用意すべきツールなど総まとめ
② 目標の設定
展示会へ出展した際に設定する目標は難しいものです。何を基準にするのかによって目標が大きく変わってきます。
目標を明確にするためにも数値化することをおすすめします。
来場者数、名刺交換数、接客数などといった数値化できる目標を設定しましょう。
③ ターゲットと製品の設定
1小間ブースではスペースが限られます。
そのため複数の製品やサービスを出展することは難しいです。
展示会は様々なニーズを期待し、沢山の製品を出展し、多くのリードを獲得しようと欲が出がちです。
しかしながら複数の製品を出展しても1小間ブースでの訴求は限られてしまいます。
展示会でどのような来場者が多いかを把握し、一番ニーズがありそうな製品を選ぶことで、ターゲットを絞り込んだアプローチが可能となります。
④ キャッチコピーの用意
来場者は何かしらの課題を解決したく展示会に行く人は少なくありません。
展示会は自分のビジネスをよい方向へ進めるためのヒントの場でもあります。
キャッチコピーに課題解決の要素を含めることで、来場者の視点に立ったアンサーとなりブースへ誘う可能性が高まるでしょう。
⑤ オペレーション(呼び込み・説明員)
展示会では普段の営業活動とは異なり、どうやって呼び込むのか、どのように説明を行うか、そしてどうクロージングするのか、しっかりと構築すべきだと考えます。
成果を上げるためには事前の練習が重要です。
⑥ 数値の管理(来場者数など)
目標を設定しますので、数字が見える化されていないと追いかけることができません。
展示会では「数」が多く存在しますので、数値化したデータの活かし方を考えた上で出展するようにしましょう。
⑦ アフターフォロー(展示会終了後の対応)
展示会にてリードを獲得できたことに満足するのではなく、これからが営業活動のスタートになります。
展示会終了後1ヶ月以内にコール活動を主としたアフターフォローを行うことが理想です。
1小間ブース装飾の費用相場(角スペース/2面開放/1面開放)
一般的な相場は、60万円〜90万円前後と言われてます。
内訳は、ブースの企画・制作・施工が30万円〜50万円前後、出展料が30万円〜40万円前後、です。
費用に上限はありませんので、装飾をもっと派手に豪華にすればさらに高額の費用となります。また配布するカタログや資料、さらに運営に携わるスタッフの人件費などは別途で必要となります。
展示会への出展に際しては、費用対効果も考えて慎重に予算を組むようにしましょう。
まとめ
多くの来場者がいる展示会でも、活気がなく閑散としているブースがあります。
そのような結果とならないためにも、出展ノウハウを得て挑むべきと考えます。
1小間ブースは初めての出展などで選ばれることが多く、コストを抑えることができ魅力であります。
しかしノウハウなしでは成果が出しにくいのが事実です。
逆に1小間ブースを攻略できれば、小間数を増やして出展される際に経験を活かすことができます。いわば展示会の登竜門といっても過言ではありません。
スペースの広さだけが成果につながる要因ではなく、戦略的なノウハウを得ることが目標達成するために欠かせない視点だと思います。
参考記事:【2023年の展示会・商談会】開催スケジュール情報まとめ