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2023.09.11
【展示会パネル】デザイナー歴25年のプロが教える展示会パネルの作り方
展示会情報
プリティー桃
成果に繋がる展示会パネルの効果的な見せ方とは?
展示会パネルはどんな内容や構成で作るのが効果的でしょう?
過去の経験に基づいて、成果に繋がりやすい3つのパターンをご紹介いたします。
参考記事:【展示会パネル】デザイナー歴25年のプロが考える展示会パネルの重要性
事例で見せる
自社で実績のある企業を事例として、導入のきっかけやビフォーアフター、導入後の成果等を紹介する見せ方です。
自社の実績としてもアピールでき、価値の訴求がしやすいものとなっています。
課題共感〜解消で見せる
企業が抱えているであろう悩みや課題を全面に打ち出し、来場者の共感を得て質問を誘導する見せ方です。
きっかけ作りには一番効果的な見せ方となりますが、質問に対しての返答が必要不可欠となります。
利点訴求で見せる
導入のフロー図やグラフを用いて、数値で特徴や利点を訴求する見せ方です。
明確な数値を用いることにより、経営層など意思決定者に対して有効な見せ方となります。
【プロ直伝!】デザイン制作時の4つのコツをアドバイス!
前述では効果的な見せ方をお伝えしました。
しかし、肝心のデザイン部分が見づらかったりダサかったりしたら効果は半減してしまうかも・・!?
そこで、製作時に意識するだけでデザインクオリティや見やすさが数段アップする 4つのコツをお教えいたします!
①〜④の流れで制作すれば格段に見栄えが良くなるはずです!
パネルデザインだけじゃなく、デザインの根幹となる部分ですので是非参考にしてみてください。
①ルールを決める
タイトルや本文の文字の大きさ、また文章の揃え方(左揃え・右揃え・中央揃え)などの統一はとても重要です。
これが不揃いだと、ごちゃごちゃしたイメージとなり見る側の視線がバラつき途中で見るのを辞められてしまう可能性があります。
デザイン構成の骨組みの部分なのできっちりと揃えましょう。
【ワンポイントアドバイス】
大きさや揃えを全てを統一してしまうのは紙面の動きが無くってしまうので構成ブロック毎の統一がオススメです!
②目立たせたい部分は大胆に
目立たせたい部分は思い切りメリハリをつけましょう。
これが中途半端だと①で揃えた構成も不揃いに見えてしまい、見る側の印象にも残らず良い事なしです。。
メリハリの付け方には文字の大きさや太さを変えたり、色を変えてみたり、ボックスや線の装飾など様々な手法があるので大胆にやってみましょう!
【ワンポイントアドバイス】
文字を斜めに配置したり枠外にはみ立たせるなんて方法もあります!
③余白も大事なデザイン
デザインの良し悪しが決まると言っても過言では無い余白の使い方。
初心者の方は余白を埋めようと多くの要素を紙面にビッシリと埋めてしまいがちです。
これは余計にごちゃごちゃした印象を与えてしまうのでご注意を!
余白を作るという事はその周辺の要素を引き立てる事となり、メリハリをつける為の大事な手段の一つなんです。
【ワンポイントアドバイス】
それでも余白がなんか寂しいと感じた場合はドットやボーダー柄なんかを背景にひいてみましょう!
④使用色は3〜4色で
最後の仕上げとして色をつけていきましょう。
その際の注意点として使用する色は原則3~4色におさえましょう。
いくつもの色を使うと紙面全体が散漫となり統一感もなくなってしまいます。
せっかくメリハリをつけたにも関わらずどれも印象に残らないなんて事も。
ここでもルールを作り、見やすい配色を心掛けてみてください。
【ワンポイントアドバイス】
レイアウトが固まるまでは、モノクロの状態で作る事をオススメします!色味もレイアウトもチグハグになってしまう恐れがあるので、ある程度固まってから色付けを開始しましょう!
ついついやってしまいがち!? NGなパネルデザイン
情報過多なデザイン
たくさんの内容を詰め込みすぎパネルの隅から隅までギチギチに情報が埋め尽くされたデザインは、流動的な会場では読む気にも見る気にもなりません。
掲載する情報を厳選して訴求する事が重要となります。
メッセージ性の無いデザイン
目を引くパネルであっても、自社のメリットが来場者へ伝わらなければ足を止めてもらえません。
来場者のニーズを見据えたキャッチコピーを用いて、自社の強みをしっかりと伝えましょう。
説明だらけのデザイン
商品やサービスの説明はブースへ誘引してから行います。
パネルの役割は来場者の足を止めブースへ誘導することですから、簡潔でわかりやすい目立つデザインを心がけましょう!
「自分達が伝えたい事ではなく来場者が聞きたい事」の視点で作る。
良いパネルになるか良くないパネルになるか・・
それは「自分達が伝えたい事ではなく来場者が聞きたい事」の視点で作られているかどうかで決まります。
来場者が聞きたい事や関心のある事の視点で内容やキャッチコピーを考えれば、自ずとパネルの構成やデザインはガラリと変わり良いパネルとなるので、ぜひ試してみてください。