2017.04.24

多種多様で便利なアイコン

デザイン制作

ぽん

はい、みなさんこんにちは。担当のぽんです。
今回は前回にちょっとだけ触れたコチラについて。

はい、アイコンやります。
そもそもアイコンってなに?意味なんなん?
という方、アイコンとはこんなんです。

今ではほとんどの家電で見ることのある電源ボタン、立派なアイコンですね。
アイコンの語源には色々諸説あり、ラテン語でICONは
東方正教会でキリストや聖母を描いた画像・図像を言う
「イコン(ドイツ語でIKON)」と同じ語源とか…。
そして、ギリシャ語で「イメージ」を意味する「eikon」とか…。難しいですねw

前回ご紹介したピクトグラムとの違いを絵文字も合わせて説明しますと、
こんな感じになります。

アイコン

デジタル上で特定のコンテンツを意味するマークとして利用
使用場面/パソコンやスマホの画面上
カラー /色鮮やか
認識度 /アイコンの意味を理解できる人のみ

絵文字

文章中の表現補助として利用(スタンプ等)
使用場面/SNSやメッセージソフト等
カラー /色鮮やか
認識度 /多くの人が理解できる

アイコン

公共機関やグローバリゼーション・サイト、アプリで利用
使用場面  /空港やホテル、WEB上など
カラー   /主にツートーンカラー
認識度   /ほとんどの人が理解できる

 

こうやって見ると、使用する場面と色が大きく異なりますね。
アイコンに関してはデジタル上のみならず、製品に使用されたりしています。
一つのアイコンで、何の意味があるのか、どのようなソフトなのか、
これが理解できれば、不要な説明文や手順を省く事ができますね。
正直、意味を覚えるのも大変…ですかね?w

アイコンの誕生はパソコンから

1981年にあるパソコン会社から、1台のパソコンが発売され、
初めて基礎的なアイコンが実装されたそうです。

しかしそのアイコンは似たようなデザインが多く、ぱっと見では何の意味があるか
理解できない物でしたが、1984年に今でも超有名な企業が1台のパソコンを発売しました。
それはシンプルかつ親しみやすいインターフェースでした。

今でも色あせない親しみやすく覚えやすいアイコンが作られたのは、
この企業に一人のデザイナーが加わったからだと言われています。

当時は縦32マス横32マスという、限られた制約のもとデザインしなければならなかった
時代ですが、彼女が描いたデザインは、今でも使用されている物があります。

デザイナーのその後

その後1996年、彼女は独立し、超有名なSNSなど数多くの企業をクライアントとし、
今でもアイコンを制作しているとのこと。
恐らく、だれもが一度は目にした事があると思います。アレですよ、アノSNSです。

アイコンは1981年に誕生し、1984年に劇的進化を遂げ、
現在ではデザインの制約も解除され、今なお進化し続けていると言えますね。
今後はどんなアイコンが登場するのか楽しみですね!

今回はアイコンを主題として記事にしましたが、何気なく目にして使用しているアイコンでも、
掘り下げてみれば色んな発見がありますね。
デザインする場合にも、過去の出来事や使用の用途を考えれば、いいアイデアが浮かぶかも?

 

もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ!

意外と奥深いデザインの歴史を持つピクトグラム
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