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2023.09.11
【展示会動画】動画の制作って難しいの?制作ポイントと作り方をご紹介します!!
展示会情報
OkHa
展示会動画
展示会は企業間での商談の場となるため、社名や製品名の認知向上の他に商品やサービスに関心を持ってもらうことが目的となり、展示会への出展は契約へ繋げるきっかけを作る場でもあります。
動画は視覚的情報と聴覚的情報の双方を兼ね備えており、ポスターやパネルなどの静止画では説明が困難な内容でも動画を活用することで視聴だけで理解をしてもらうことが可能となり、展示会では期待できる効果が広がります。
展示会で使用される動画を「展示会動画」と呼び、カテゴリー分けされてます。
展示会動画の効果
来場者が立ち止まるきっかけになる
展示会では数多くの企業のブースが並んでいます。展示会場で周囲を眺めながらゆっくり歩いた場合に展示が視界に入っている時間は10秒程度と言われています。
いかに自社のブースに興味を持ってもらい立ち寄ってもらうのかが重要となり、視覚だけでなく聴覚にも訴えかけることができる動画は、文字や画像だけの静止画に比べ動きや音楽などの映像により来場者の目に留まりやすく、来場者の足を止めるきっかけになってくれます。
多くの情報量を伝えることができる
パネルやパンフレットなどの静止画となるツールに比べ、短時間で多くの情報を伝えることができるのが動画の魅力です。口頭での説明が困難なものでも、動画を活用すればポイントを押さえた説明ができるでしょう。
短い尺(時間)で的確な情報をわかりやすく紹介することができる動画は、商品やサービスの強みを押し出すには最適。
会場に持ち込めない商品も紹介できる
実物を展示することが難しい機械などの大型商材や建物なども動画であれば紹介することが可能です。
また実物の映像を映し出すことで「実際にイメージしていたものと異なる」などといったズレを最少限に抑えることができると考えます。
営業活動の効率アップ
商品やサービスの基本的な情報を動画で見せることで、より来場者の理解度向上に期待ができます。あらかじめ質問されやすいポイントを動画に収めることで口頭による説明が省け、生産性の高い商談を行うことができます。
また動画を営業ツールとして活用することで、どの営業担当者も相手へ同じ情報を届けられることができるため営業スキルの均質化も見込めるでしょう。
展示会後も活用できる
展示会用で作成した動画は、普段の営業ツールとしても活用できます。
展示会動画を作成する際は展示会後も使用できるものを用意し営業活動の効率化に繋げることをお勧めします。Webサイトで公開すると、幅広いターゲットに向けた情報発信が可能となり、他媒体への二次利用にて様々なユーザーへ均一なイメージを伝えることができます。
展示会動画の制作ポイント
動画の尺(時間)
展示会で流す動画はコンパクトにまとめるのが重要です。
多くの来場者が行き交う展示会場では、自社の動画に注意を向けてもらえる時間は限られています。自社ブースへの誘導が目的であれば15~30秒程度が効果的です。商品やサービスを紹介する動画も1分程度で収まるようにしましょう。逆に内容を詰め込んだ長尺の動画ですと最後まで見てもらえない可能性があります。
展示会で集客を目的とするのなら、短尺の動画を繰り返し流した方が有効的だと考えられています。
字幕やテロップの活用
展示会では来場者の話し声や他社ブースからの音声や音響が飛び交う会場となっており、動画の音声がかき消されてしまうため、大きなサイズで字幕やテロップを入れることが必須です。
映像や音声だけでは伝わりにくいものでも、字幕やテロップによってより的確な情報を届けることができます。
印象的な映像演出
来場者に自社ブースで足を止めてもらうためには、映像のインパクトが必要です。
映像に音の効果が加わると、より心に響く動画となります。多くの要素を詰め込むのではなく、ポイントを絞って端的にアピールする動画は短時間であっても来場者の記憶に残りやすくなるでしょう。
参考記事:【展示会動画】最適な動画の時間(尺)はどのくらいなのか?を解説します!
参考記事:【展示会PR動画】効果とメリット、制作時のポイントを徹底解説!
展示会動画の作り方
① 企画と構成を考える
展示会動画を作成する前に、動画制作の目的やターゲットなどを明確にしましょう。
「展示会でなぜ動画を流すのか」という目的をしっかりと設定してください。会社の知名度を上げたいのか、サービスを案内したいのか、商品を売りたいのか、などが目的になります。
② 絵コンテを用意する
絵コンテとは、動画制作の前にイラストで書き出すラフ画、ストーリーの土台となる構成案(シナリオ)のことです。どういった順番で映像を組み立てるのかという大まかな設計図となります。
③ 構成や絵コンテをもとに撮影
制作する動画の種類によっては撮影が必要になります。
撮影とは、スタジオや屋外で撮影する実写撮影のことです。カメラマンが撮影する中で、インタビュー、会社紹介、商品の案内など様々なシーンを撮影します。実写撮影ではカメラマンの他に、モデルなどの起用やスタジオの手配なども必要になります。
④ 構成や絵コンテをもとにCG制作
実写撮影ではなく、CGにて動画を制作します。CG制作にはアニメーションなども該当します。
3Dなどの立体的な仮想の空間や物などを制作します。CGは質感や見せ方などの演出を作り出せるのが特徴です。CG制作は専門的な技術が必要になります。
⑤ 編集
撮影およびCG制作が完了したら、編集ソフトを使用して動画の編集を行います。
素材をカットしたり繋ぎ合わせたりをし、尺に合わせて動画を組み立てます。雰囲気に合わせたBGMや動作などに効果音を入れたり、テロップやナレーションも入れます。さらに画面の明るさ調整だけでなく、適度にフィルターやエフェクトを入れることで仕上り度が大幅にアップします。
⑥ 完成
最終調整を経て完成。
展示会動画制作の問題点
動画制作を自社で対応するのは非常にハードルが高く、多くのデメリットが存在します。
特に動画のクオリティに関しては担保することが難しく、制作担当を任されたが「何から始めて良いか分からない」と言われる方を多く見受けられます。
展示会動画の制作を検討しているのであれば無難なのは制作会社への依頼です。自社制作に比べクオリティが担保され、納品までのスケジュール管理も行ってもらえるので展示会に間に合わなかったといった最悪の事態を避けることができます。
展示会動画を制作会社へ依頼する場合
まずは展示会への出展にあたり、① PRする商品やサービスは? ② どのような事を訴求するのか? ③ 今回の目的は? この3つを軸に相談してみましょう。
表現されたい内容とプロモーションの可能性をヒアリングしてもらい、打ち合わせをしながらお互いのアイデアを膨らませていけるのが理想の流れです。「何から始めて良いか分からない」この壁にぶつかってしまったら、是非とも相談してみましょう。
まとめ
展示会動画の制作はチラシなどと異なり、さらなる専門的な知識と技術が必要です。しかし、せっかく展示会に出展するのに動画を活用しないのは出展効果を大きく下げる原因にもなり得ます。
展示会動画を検討されるのでしたら、目的別にしっかりとポイントを押さえることが重要です。
展示会動画は展示会の集客に役立つだけでなく、展示会後の営業活動にも活用できるツールです。今後さらに動画のニーズは高まってくると思われ、様々なシーンで動画が取り入れられてくるでしょう。
まだ展示会動画を制作していないのであれば、次回展示会への出展の際に検討してみてはいかがでしょうか?
参考記事:【2023年の展示会・商談会】開催スケジュール情報まとめ