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2023.09.12
【展示会ブースデザイン】お悩み解決!デザインで集客アップ!
展示会情報
OkHa
展示会のブースデザインの重要性について
展示会のブースデザインは、出展する展示会の目的によって様々な考え方があります。
基本的な考えとしては企業間での商談の場となるため、社名や製品名の認知向上の他に商品やサービスに関心を持ってもらうことが目的となり展示会への出展は商談や契約へ繋げるきっかけを作る場でもあります。
そのために、展示会でのブースはまさに企業の顔と言っても過言ではありません。
そして展示会での目標達成とは、できるだけ多くの来場者に自社のブースへ訪問してもらい興味喚起を促す仕掛けが重要なポイントであると言えます。
その仕掛けの1つとして、ブースデザインが大変重要であると考えます。
展示会のブースデザインで陥りやすい失敗
①とにかく派手にしてしまう
展示会場では多くのブースが大小問わず軒を連ねています。そして、どのブースも他より目立とうと考えています。
その中で他の企業と同じように派手にすることばかり考えていては、結果として似たり寄ったりなブースとなってしまい、埋もれてしまうこともあります。
②伝えたいことが絞り切れていない
自社の商品や事業について、展示会場で多くの内容を伝えようとし過ぎてしまうと一つ一つの印象は弱くなってしまい、来場者に何も残らない結果となりがちです。
展示会での限られた空間、そして時間の中では多くのことを伝えるよりも伝えたいことを絞って重点的にプレゼンしていく必要があります。
③お客様が入りやすい空間になっていない
展示会の来場者は、新しい発見を求め広く浅く見ようという人が多いです。
来場してもらうきっかけは、推しが強すぎて警戒心を招いてしまうようなブースではなく、来場者目線に立った入りやすいブース、空間を作り上げることが大事です。
展示会のブースデザインで考えるべきポイント
①魅せるデザイン
「自社のイメージを立たせる」
展示会を見て回っている来場者が1つのブースに目を留める時間はわずか3秒と言われております。
その中で自分の会社を覚えて帰ってもらうためには、企業イメージをしっかりと伝えることが必要です。
その1つとして、企業のイメージカラーの活用があります。
会社のロゴや紹介したい商品に合わせたブースにすることで、印象に残りやすく覚えてもらえるきっかけとなるでしょう。
しかし、同業種が多く集まる区画では同じような色や雰囲気のブースが並んでしまうこともあります。その場合は色とは別にもう1つ印象的な要素を取り入れることで差別化を図れるようにしましょう。
②伝えるデザイン
「分かりやすく伝える」
展示会の来場者の目に留めてもらう一瞬の機会点を逃さないためにも伝えたい内容を分かりやすいコピーで表現することが効果的です。
アピールすべきコピーができたら、通路に面したサインや壁一面に掲げることでブースの前を通る来場者にも展示内容が伝わりやすくなります。
③成果に繋げるデザイン
「入りやすい空間を作る」
展示会の来場者の中には、ウインドウショッピングのような行動を取る人が多く存在します。せっかく興味を持ってくれたのに、中の様子が分かりづらく、閉じている空間は入りづらい場所となってしまいます。
来場者が入りやすい空間にするためには、ブースの奥まで見渡せるようなレイアウトが必要です。こうした空間を作ることでブース内の雰囲気も分かり安心して入れるきっかけが生まれます。
参考記事:【展示会パネル】デザイナー歴25年のプロが考える展示会パネルの重要性
最近の展示会ブースデザインの傾向
①照明による演出効果
ブースの色と照明効果で存在感を出す
②映像による効果
大型のマルチモニターにてサービスを大きく紹介
展示会集客のための戦略
①事前告知(案内状DM・メールDM・自社サイト&SNS 等)
展示会の事前集客で一般的な方法が案内状DMの送付です。
既存顧客だけでなく、展示会のテーマに合わせて興味関心の高そうな見込客に対しても是非とも送付を検討しましょう。
参考記事:【展示会の招待状・案内状】業界のベテラン担当者が作成のポイントや出すタイミングを徹底解説
案内状には展示会の内容が書かれている他に、来場した際のメリットとなりうる特典情報などを入れるのも効果的です。
また送付した案内状からどれだけ集客があったのかを振り返れるように管理することも費用対効果の把握および次回出展の際の課題として重要なデータになります。
参考記事:【担当者必見】展示会に出展する目的、展示会の種類、用意すべきツールなど総まとめ
②当日オペレーション
展示会会場では各ブースから関係者による呼び込みが盛んとなります。
その際にフックとなるのがノベルティやフライヤーの配布です。
来場者に配布することで、興味と満足度が自然と上がり、また形に残るものを持ち帰ってもうらうことで後の拡散効果も期待できます。
但し、ノベルティを用意するとノベルティだけを目的にブースへ立ち寄る来場者もいるので見極めが必要です。ノベルティを活用した集客方法では、アンケート回答と引き替えにノベルティを差し上げる方法が効果的です。
また配布するフライヤーはサービス内容が分かりやすく紹介されるていることがポイントです。来場者は展示会で情報だけでなく、多くのフライヤーやノベルティを持ち帰ることも少なくありません。
そうした中で埋もれることがないよう、分かりやすい内容に仕上げるのが有効です。
参考記事:【展示会ノベルティ】来場者を惹きつける効果と定番アイテムをご紹介
費用について
展示会の出展をご検討されている企業様やご担当者様にとって「費用」はとても気になる点だと思います。出展に際して必要となる「費用」を簡単にご説明いたします。
まずは出展料です。
これは展示会へ出展する際に必ず発生します。
出展料は「小間(コマ)」と呼ばれる出展スペースに応じて金額が変わります。また展示会の主催や規模によっても相場が変動します。
1小間(3m×3m)、2小間(3m×6m)、3小間(3m×9m)・・・
平均的に、1小間(3m×3m)くらいの小間数で出展される企業様が多いです。
1小間での出展料の相場ですが、おおよそ60~90万円くらいと想定してください。
次に展示会ブースの装飾にかかる費用です。
装飾に関しては、出展企業様によってどこまでお金をかけるのか様々です。
そしてブースの装飾によって集客や効果に大きく影響が出てきます。
装飾にかける費用の目安ですが、出展料と同等の予算を組まれる企業様が一般的のようです。但し、1小間のスペースでも装飾に出展料の何倍も費用をかける企業様も少なくありません。
費用対効果と満足度が重要になるかと思います。
そして諸経費です。
出展料と装飾にかかる費用は想定しやすいかと思いますが、その他に展示製品の運搬やスタッフの諸経費などがかかります。またノベルティやスタッフが着用するTシャツなどを用意する場合も費用として考える必要があります。
最後に総費用の相場です。
1小間の出展スペースの場合、出展料が60~90万円、装飾の費用も出展料と同額、そして諸経費を20万円とした場合、予算としての目安は140~200万円ほどになります。あくまでも予算を組む上での参考とお考えください。
装飾を抑えることでコストダウンも可能ですし、装飾に力を入れる場合はさらに予算を上げる必要があります。
まとめ
展示会への出展は事前の準備が大変ですが、企業間での商談の場となる貴重な機会です。
集客アップに繋げるためのブースデザインについて、考えるべきポイントを述べさせてもらいました。集客力に優れたブースデザインは来場者を多く呼び込むだけでなく、商談の機会を増やすことができます。
いくつもの攻略方法が散見されますが・・・
全てに共通して「来場者の視点で考える事」が大切です。
展示会へ出展することが目的ではなく、出展効果として「集客」を得られることを目標とし、ブースデザインが有効な施策の1つであるとご理解いただければ幸いです。
参考記事:【2023年の展示会・商談会】開催スケジュール情報まとめ