2017.10.04

色の使い方を間違うと、どえらい事になる話

デザイン制作

イシコ

 

色(いろ:color)
光による神経系の刺激が脳の視覚中枢に伝えられて生ずる感覚。

・・・なるほど・・・難しくてわかんない

はい!こんにちは!イシコです。
色の事についてアドラク!広場では色んな記事があるんですが
印刷の知識的な事が多いので、ここは哲学的な色の記事を書いてやろうと考えたのですが
辞書で「色」を調べてみたら、最初の一行読んだだけで挫折しました.

皆さん、色の使い方って難しいですよね。イシコはデザイナー歴10年ですが、
いまだに配色に悩む事があります。
カラーチャートを見ても「こんなんでうまく作れたら苦労はねぇ!」と何度も思ったもんです。

そんなイシコが「かっこいい色使い」ではなく「やっちゃいけない色使い」をご紹介したいと思います。
「悪い物を知らないと、良い物もわからない」って言うじゃないですか?
決して「かっこいい色使い」がわからない訳ではないんですよ? ・・・ええ。

はい!張り切って参りましょう!

 

色の持つ不思議な能力

デザインをする上で切っても切れない関係「色」。
色によって人の心に様々な影響を与えます。
デザインを制作する際も「目立たせる色」「落ち着かせたい色」などたくさんありますね。

 

 

難しい配色としてよくやってしまいがちなのが「飲食」関係でしょうか。
美味しそうに見せなくてはいけない!食べたくなるように見せなくてはいけない!
これは難しい。

ではわかりやすく白いご飯だけ切り取って色をひいてみましょう。

 

 

美味しそうですね!温かさも伝わってきます。
暖色系の中でもオレンジは特にやわらかい色で、温かみがあります。
炎の色や太陽など。暖色系の色は無意識のうちに「あたたかい」と感じ取るみたいですね。
では!この色ならどうでしょう!

 

 

うーん。これは冷たいし美味しくない
これはなぜかというと、自然界に寒色系「青い食べ物」がほとんど存在しない事から、
食欲がわかないそうです。
こんな飯屋があったらお金払いたくないですよね。

ただ、涼しくさせる食べ物。「アイスクリーム」「ざるそば」「そうめん」など。
青を使っても問題ない食べ物もあります。
色も使い方次第です。

 

衣類の色にもちゃんとした理由があります

 

 

体調がすぐれなかったり、怪我をしたりする時にお世話になる病院。
病院では白や青系の清潔感ある色がよく使われています。
特に手術着などは白衣ではなく、青や緑が使われています。

なぜ白ではないんでしょう?同じ病院なのに
青や緑にはリラックス効果があり、患者だけではなく、執刀する医師にも緊張をほぐす作用があるみたいです。

 

 

さらに言うと、医師は赤(臓器や血)を見る事が多く、患者から目を離した瞬間「色の残像」が残るらしいのです。
青や緑は目の錯覚をなくすための色でもあるみたいです。
制服の色ってちゃんと考えられているんですね。

では制服の色を変えてみたら、どうイメージが変わるのでしょうか?

 

 

いやいや、目の錯覚をなくすんじゃねーのかよ!とツッコミを入れたくなってしまう写真。
いくら優秀な医師でも、こんな色を着ていたら良いイメージができません!

赤はエネルギーに満ちた色ですが、病院だと血を連想してしまいます。
こんな病院あったら絶対に手術を受けたくないですね。

ではもう一色・・・

 

 

秘密結社の研究チームみたいになってしまいました。
危険なウィルスとか培養していて、人体実験やっていて、患者が起き上がったらゾンビ化している
パターンのヤツです。
黒の欠点としてはエネルギーの低下、絶望を感じさせる色で、長時間黒一色の部屋にいると
臓器器官の活動が著しく低下するそうです。清潔感も感じられません。
こんな病院は立ち寄るのも嫌です。

 

色の扱いってちゃんと考えられてます

色にはちゃんと意味があって使われている事がわかりましたね。
他にも「重さ」「味(リンゴ味=赤、ブドウ味=紫 など)」「広さ」など
様々な色で人間の心理に訴えかける事ができます。

色の扱い方がわからない!と言う方も、色に込められた意味がわかれば
デザインを制作する際にも応用できるのではないでしょうか。

他にも色について面白いことがわかればご紹介させていただきますね。

それでは、最後にとっても美味しそうな「お寿司」の写真を貼らせていただきます!
今流行りの「飯テロ」ってヤツです!
この写真を見てお腹を空かせてください!

それではまた!イシコでした。

すみません。気持ち悪いだけでした。

 

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