2018.02.07

続・アニメ塗りのはなし

作業ノウハウ

カボ

 

こんにちは!
色んな世界を救いたいカボです。
すごくファンタジーなRPGゲームが好き。

さて、今回はアニメ塗りのある程度の決まり事っぽいことや
用語なんかを話してみようかと思います。

会社や人によって違うとは思いますが、だいたいは通じる用語なんじゃないかな~
てな感じで読んでください。

色数が少なめ

アニメ塗りは大量に描かなければならないこともあり、
色数は少なめです。
例えば影やハイライト。
ちょっと肌色を例にとって見てみましょう。

基本の色であるノーマル色から、
一段階暗い1号影、もう一段階暗い2号影
それから、光が強く当たっている場所等に使うハイライトがあります。

厳密に決まってる訳ではないですが、基本はこの数で作っていることが多いです。
色によってはハイライトと二号影が設定されていないこともあります。

線について

アニメにはだいたい輪郭線が存在します。
黒に近い基本の実線と、技法として色T(トレース)というものがあります。
今度は髪色を例に見てみましょう。

色に合わせて、実線に色を付けることを色T(トレース)といいます。

優先順位を決める

絵を複数人で作る時、何枚も描かなければならない時、
色々な理由から線や色の優先順位を決めます。
よく注意書きのある、目と眉と前髪で見てみましょう。

今回は
・前髪を優先
・目、眉、睫毛の実線は透ける
・塗りは髪色優先
と設定しました。

作品によっては、前髪優先で実線も色も透けないと設定されていたり、
瞳優先で髪に透けると設定されていたりと様々です。
お仕事する場合はしっかり確認しましょうね。

実線とBL

アニメ制作では、RGB 0.0.0とRGB255.255.255は基本使いません。
なので、実線色とBL(ブラック)という設定があります。

基本、実線色が一番濃く、塗りで一番濃い色がBLとなります。

今回、両方とも青寄りで少し薄めに設定してますね。
これも作品によって様々です。
ちょっと注意して見ると楽しいですよ。

それではまた次回。

 

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