2017.10.24

クリエイティブ・フィッシング vol.05「釣りという趣味について」

バラエティー

South Angler

いやー 暑い
暑すぎるぞ 沖縄

すでに10月も中旬(記事執筆時)なのに30度オーバー。

とてもエアコン無しではいられない

でも、エアコンがない時代も
人は生活を営んでいたわけだから
エアコンくらいなくったって生きていけるぜ〜

などとは間違っても思わないSouth anglerです

僕にとって釣りとは
いったいなんなのだろうか…

一言で”趣味”と言ってしまう事は実に簡単だ

ではどうして釣りが趣味になったのか…
そもそも趣味とはいったい何なのか…

なんて哲学のように考えたくもないので
もっと簡単に考えてみようと思う

北海道出身の私は
小学生の頃は夏は野球が遊びだった
そして冬はスキーにスケート
この頃はプラモデルも良く作ったものだ

でも今現在続けているモノはない

中学に入り
スポーツは野球からサッカーへシフトした
プラモデルはほとんど作らなくなったが
一時Uコンに凝り自作のエンジン付きヒコーキを
何機か作った記憶がある

でも趣味には至っていない

高校時代はスポーツもほとんどしなくなり
ひたすら洋楽それもレアなプログレッシブロックの
レコードを集めたりした

なのでひたすら輸入盤屋に通い
レアなレコードを買いまくり
そして聞きまくった

今でも音楽は聴くが
当時のような情熱はやはり無い

”趣味”というには程遠い

そして大学時代はとうとう何もしない
いわゆるノンポリ人生を突き進む事となる

ホントに大学4年間、何をしてたのだろう
とつくずく思う

大学を卒業し社会人となり
友人達と何となく始めた釣り

きっかけは何だったのか
定かではない

勿論釣りをするのは初めてではないが
せいぜい小学生くらいの頃に
友達数人と川で遊び半分にやっていた程度だ

始めは海での投げ釣りから始め
カレイやホッケ等を釣っていたのだが
ある魚を釣り始めてから急激に
釣りそれもルアーフィッシングに
のめり込んでゆくこととなる

その釣りとはずばり
秋口から初冬にかけての鮭釣りである

雪解けと共に川で生まれた鮭の稚魚は大海に下り
長い旅路の後産卵しに4年後の秋に故郷の川へ帰ってくる

その鮭を狙って北海道の釣り師達は
9月から11月までの3ヵ月間せっせと足しげく
釣り場へと通い続ける

鮭釣りには通常2種類の釣り方がある
一つはぶっ込み釣り
そしてもう一つは浮きルアー釣りである
厳密にはウキを使ったフカセ釣りもあるにはあるが
あまりメジャーではない

私は半信半疑で始めた浮きルアーで初めての鮭を釣った
その衝撃的事実はとても言葉では表す事などできないのもだった
そして初めて釣りと言う行為に感動を覚えた日でもあった

魚を掛けた瞬間釣り竿に伝わる
あの何とも例えようもない躍動感

まさに命のやり取り
1対1の真剣勝負がその瞬間始まるのだ

男という性に元来備わっているであろう
狩猟本能がまさに目覚める感覚だ

数十秒か長くとも数分の魚とのやり取りが
まるでスローモーションのように流れてゆく

そして最後に魚を手にした瞬間の達成感は
何物にも代え難い

一度味わったその感覚はまるでドラッグのように
釣り人をその次のステージへと誘ってゆくのだ

NO FISHING NO LIFE

ありがちな言葉だが
僕は間違いなく”釣りバカ”だ

 

このシリーズを始めから★
クリエイティブ・フィッシング vol.01「パブロフの鱒」