Category
2017.07.12
印刷物でよく見る色玉って何?
印刷の基本
adluckdesign
こんにちは! デザイン担当のminamiと申します。
印刷物でよく見かける色玉
とはいってもまずは「色玉」って何?というところからですよね…。
実を言うとこのブログを書くとき、私は「色玉」という単語を見た事がありませんでした。
そもそも色玉とは?
色玉とは、正確に製版・印刷が行われているかを確認するために使用する印刷管理マークで、4色(CMYK)のみ印刷しているのが特徴です。
別名カラーパッチとも言います。 こちらの方が馴染みがありますかね?
一般的には印刷範囲以外に表記されています。
身近なところでは牛乳パックの空け口などについてますね。
CYAN(シアン・青) MAGENTA(マゼンタ・ピンク)
YELLOW(イエロー・黄) BLACK(ブラック・黒)
それぞれの印刷において基本の色だけ印刷しているので、
たとえば写真など全体的に赤っぽく印刷されていたりするときに、
その原因がMが濃いせいなのかCが薄いせいなのか、
と原因を究明する目安にもなります。
また色玉はそれぞれのカラーのベタに白抜きの文字でカラーが書かれているものが一般的ですが、印刷会社やデザイナーによっては扇型やナスの形をしたものなど、趣向を凝らしたものもあるようですよ。
色玉を制作する時の注意点
先ほどの説明でも出てきましたが、
色玉は印刷範囲外に制作します。
ただし、トリムマークの対角線上に制作すると、
部数の多い入稿のさいは他の印刷面と重なる可能性が
ありますので気をつけてください。
色玉はC・M・Y・Kの4色を表しています。
それぞれの濃度は100%です。
4色カラー印刷のデータは色別に版が分解されるので、
色玉で版の色を判別しやすいようにするのです。
大きさは適当でいいのですが、CMYKそれぞれ100%の
濃さにして色の頭文字をつけておいてくださいね。
今回はここまでです。次回もお楽しみに♪
印刷や色について、もっと詳しく知りたい方はコチラ!
CMYK掛け合わせ? たった4色で色が印刷される仕組み
https://adluckdesign.com/ad_blog/10493/
PhotoshopでRGBからCMYKに変換する
https://adluckdesign.com/ad_blog/527/