アドラク!広場
CMYK掛け合わせ? たった4色で色が印刷される仕組み
印刷の基本
2017/07/31
こんにちは!デザイン担当のMIKIです。
CMYK掛け合わせは多色印刷のメジャーな方法です。
ですが、CMYK掛け合わせってよくわからない…
なんとなーくわかってるけど言葉にするのは難しい!
という方もいると思います。
そこで!今回はCMYK掛け合わせについて紹介していきます!
色の掛け合わせ
絵の具を2色以上混ぜると新たに色を作る作る事が出来るのは、皆様ご存知かと思います。
ですがCMYK掛け合わせでは、インクを混ぜて色を作るわけではありません。
「混ぜないでどうやっていろんな色を作るの?」
と疑問に思う方もいますよね。
そこで、実際にどうやって色を表現しているか見てみましょう。
ここに見かけ上は単色で塗られた星のイラストがあります。
この星を拡大すると…
このように、色の点のパターンで出来ています。
これが網点です。
そして、CMYK4色のインクで
それぞれ大きさや密度の異なる点のパターンを刷り、色を再現するのが
CMYK掛け合わせです!
たったの4色でたくさんの色ができる!とても不思議です!
網点の大きさで濃淡が決まる。
なんと印刷物はドット(網点)の大きさで色の濃淡を表現します。
下の図はわかりやすく「ブラック」を使用していますが、
実際はたくさんの網点が重なり合って色ができていたんですね。

カラー印刷の仕組み

冒頭でご説明したCMYKの色を版ごとに分けてみました。
ちょっとちょっと!4色で本当に組み合わせられるの!?という声が聞こえてきますが、
これ本当です。
こんな感じです!!

おお!マジでフルカラーになってる!
今回は「C → M → Y → K」で重ねていますが、
印刷会社によって色を印刷する順番が違う場合があります。
色って本当に不思議ですね♪
今回は以上です。また次回もタメになる情報をお届けしますのでお楽しみに♪
RGBとCMYKの違いと変換方法は
PhotoshopでRGBからCMYKに変換する