2017.10.05

なんか見え方が違う?って文字の大きさが違うだけ?ジャンプ率の話

デザイン制作

adluckdesign

 

規則的に並んでいるものってなんだかグッときちゃいます。

例えば、マスゲーム。

一糸乱れぬ集団行動。有名な体育大学の演技なんか圧巻ですね。
でもあれって、大体同じぐらいの身長だからキレイに見えますが
あの中に、5メートルぐらいの人が一人でもいたら、その人にしか目がいきませんよね。
大きさが違うことで、全体のバランスが崩れてしまうからです。ってなんの話をしてるのでしょうか?

遠回りをしてごめんなさい。kobayashiです。

視界の限界

視界に入るものは限られています。
マスゲームならある程度遠くから見ないと全体像が見えません。
演技している3メートル横から見たら、ただただ規則的に、忙しそうに動く集団です。
適切な距離から見ないと、本来の良さがわかりません。

それに比べ、見るべき大きさが決まっているもの

スマホ、テレビ、パソコンのディスプレイ。。
これらの制限された視界は、Webサイト、テレビ番組、バナー広告など
どうすればよく見えるか?日々試行錯誤しながら作られています。
見られる大きさが決まっている分、要素や情報を考えて配置しなければなりません。

ジャンプ率って、大小差

そして印刷物。新聞・雑誌・ポスター・フライヤー・名刺etc
限られたサイズの中で見せたい情報をどう見せるか?
ただ単に、文字情報を並べるだけでは、伝えたいことも伝わりません。

例えば上の画像、広告文ではありますが、ただの文字の羅列です。
どれを見せたいか?何てわかりづらいとは思いますが。。

でもこうするとどうでしょう?

上にある文字の大きさを変えることで、見え方が全然違います。
こういった文字の大小差をジャンプ率と言います。

一番見せたい部分を大きくする

冒頭のマスゲームの話で出ましたが、限られた視界の中(印刷物では紙の大きさですね)では
5メートルぐらいの人をあえて作る必要があります。

規則的に並んでキレイなものは、印刷物で例えると小説のようなものです。
想像しながら読むものに、文字の大小差をつける事は押し付けがましくなり
かえって読みづらくなります。

文字のレイアウトの基本中の基本「ジャンプ率」これをうまく使うことで
限られた視界の中で見せるものの優先順位をつけることができます。

最後に…

限られた視界としつこく言っていましたが、そんな言葉あまり使わないですよね。
何が言いたかったのかというと、スマホと映画のスクリーンでは大きさが全く違います。
ただ、決められた大きさの中で作るということは難しいようですが
ひとつ制限が加わったことで、考えやすくなったと思ってもいいでしょう。
無制限なものほど、考えるのが難しいものはないですから。。

その対象に合わせ、適切なジャンプ率を考えながら制作することをオススメします。

 

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