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2017.06.23
色相環 補色 ~色についてのあれこれ~
デザイン制作
ぽん
はい、こんにちは。担当のぽんです。
普段ファッションには無頓着な僕ですが、デザイナーにとって「色」とはとても大切なものです。
今回記事にする配色に関しては、デザインのみならず、ファッションにも
大きく関わるので、是非ご一読していただければ嬉しいです!
色相環とは?
みなさんはこんな物を見た事ありますか?
これは色相環というもので、赤、黄色、緑、青、紫といった色を順序立てて並べた図です。
それぞれ色の反対側に補色がくるように作られています。
ちなみに、空に架かる虹もこの色相環と同じ順序で並んでいます。
補色同士はお互いを引き立てる効果がありますが、純色や明度の同じ補色同士を
組み合わせると、お互いが主張しすぎてハレーションを起こしてしまいます。
こうなると見づらくなるので注意が必要です。
もちろんファッションにも言える事ですよ。これは無頓着な僕でもわかります。はい。
色に込められた意味
デザインには意味がある以上、様々なルールに沿って配色する必要があります。
世の中には何万色という色が存在し、デザイナーはその中からパターンを組み合わせ、
最適な物を選択しなければなりません。
そこで役に立つのが色の意味です。
よく暖色系、寒色系と言われる色がありますが、それらは字の如く、暖かいか寒いかです。
いくつか色のイメージを取り上げてみましょう。
赤 :情熱、活発、積極的、外向性、興奮、勇気、欲望、革命、力、勇敢、活気、注意
橙 :友情、食欲、活力、行動、冒険、陽気、成功、活動的、発展的、好意的、善意、安定、幸福
黄 :楽しい、元気、上昇志向、知性、好奇心、洞察力、決断力、想像力、快活、協力
黄緑:若々しい、調和、知恵、勇気、希望、順応
緑 :自然、安定、秩序、平和、健康、調和、地球、静か、安全、安心、信頼、若者
青 :清潔、冷静、安定、信頼、誠実、知恵、神秘、調和、知性、落ち着き
紺 :革新的、豊かさ、専門的、信頼、知識、法則、倫理
桃 :可憐、好意、慈愛、愛情、尊敬、感謝、女性的、絶妙、快活、幸福、友情、優しい
白 :純白、清潔、高貴、洗練、平和、明快、献身、単純
黒 :高貴、神秘、洗練、不安、優雅
以上、10個取り上げてみました。白と黒を除き、上からぐるっと、色相環となっています。
こうみると、赤から青にかけ、「熱」から「冷」になっているのがわかるかと思います。
色によって人々に与える印象が、このように変化するという事がわかりまね。
特に、黄緑は多くの方が経験していると思います。
運転免許証を取得した1年目は誰でも若葉マークですから、このカテゴリーに当てはまりますね。
適した色を選ぶ
どんな優れたレイアウトでデザインしても、配色を間違ってしまえばとても残念な結果になります。
まずは全体のメインカラー、それを補職するアクセントカラーを選択して配色。
その際に、文字や大事なワンポイントなどは、近くの色とかぶらないようにしなければ
配置している意味が薄くなってしまうので要注意です。
また、全体的に明るくなりすぎると逆に見づらくなってしまう可能性があります。
この場合は、どこかに少し濃い色のライン等を引いてあげるだけで全体的にビシっと引き締める
ことも可能です。試してみると印象が少し変わるのを感じ取れると思います。
デザインを見た人に対し、色は視覚的に強く印象として残ってしまいます。
どういう印象を与え、どう感じてもらうかを考えるのはとても難しいですが、
それがひらめいた時、いい結果が出た時はとても楽しいものです。
これら配色の力を身につけるには、いろいろなデザインを参考に、
どういう配色をして作られているのかを研究すれば、自然と身に付いてくると思います。
もちろん、色相環のような色についてのお勉強も必要ですけどね。
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